はじめてのAIライティング:失敗しない指示の出し方

はじめてのAIライティング:失敗しない指示の出し方

AIが下書き、人がチェックする様子を描いた青基調のフラットイラスト
画像は自作/CC素材を使用(公式表記は削除)

AIに丸投げせず、指示の設計で外れを防ぐ。この記事では、失敗例→改善のBefore/Afterと、指示の骨格フレームROUTE法、公開前チェックリスト、トラブル対応までをまとめます。初心者でもブレない出力を引き出せます。

新人がつまずく失敗5選

  1. 短文&曖昧語:「いい感じに」「わかりやすく」など評価不能な語だけで依頼。
  2. 目的不明:読者とゴール(何ができればOKか)が書かれていない。
  3. 出力形式の未指定:見出し階層・字数・表/箇条書きの有無がない。
  4. 制約なし:禁止事項(煽り・専門用語の扱い)や1文長、トーン指定がない。
  5. 検証なし:事実主張の根拠・数値の指差し確認をせずに公開。

これらはすべて事前設計で回避可能です。次のROUTE法を使えば過不足なく指定できます。

指示の骨格「ROUTE法」

指示を R-O-U-T-E で組み立てます。

  • R:Reader(誰に) … 読者像・レベル・前知識・関心。
  • O:Objective(何を達成) … 到達点。読者が「できる/わかる」状態を1行で。
  • U:Unit(出力単位) … 体裁・見出し階層・字数・表/箇条書きなど。
  • T:Terms(条件) … 口調・禁止事項・1文長・用語の補足ルール・出典方針。
  • E:Evaluation(評価) … 合格条件・NG例・チェック観点(具体的に)。

最小テンプレ(コピペ)

R:読者[誰/レベル/前知識]
O:目的[何を達成/何が分かればOK]
U:出力[体裁/見出し階層/字数/表/箇条書き]
T:条件[口調/禁止語/1文長/用語補足/出典方針]
E:評価[合格条件/NG例/チェック項目]

Before→Afterで学ぶ(3例)

例1:曖昧語の削除

Before

この記事をいい感じに直して。

After(ROUTE)

R:初心者向け。専門用語は少なめ。
O:用語の理解を助け、最後に選択の判断材料を与える。
U:H2/H3構成+本文各200–300字。冒頭に導入100–130字。
T:1文40字以内。専門用語は括弧で一言補足。煽り表現禁止。
E:見出し7点以上・重複語なし・導入が100–130字なら合格。

例2:目的と評価の明確化

Before

家計簿アプリを比較して記事にして。

After(ROUTE)

R:節約初心者。銀行連携を使ったことがない。
O:「無料で続けやすい1つ」を選べる状態にする。
U:比較表+結論→理由→注意点の順。全体1500–2000字。
T:指標=価格/機能/学習コスト/向き不向き。主観は根拠付き。
E:表に数値3点以上、最後に「向いている人」を1行で記載。

例3:出力形式の固定

Before

この段落をもっとわかりやすくして。

After(ROUTE)

R:非エンジニアのビジネス層。
O:ポイントを30秒で把握できる。
U:箇条書き3–5点+各行40–70字。最後に1行要約。
T:数字は半角。専門語に括弧で簡易補足。例は1つだけ。
E:冗長表現0、接続詞の連続なし、重複語なしなら合格。

一発で外さないチェックリスト(公開前10項目)

  1. 読者像と目的が1行で言える
  2. 出力形式(見出し/字数/表/箇条書き)が明記
  3. 口調・禁止事項・1文長が指定されている
  4. 固有名・数字に出典方針がある(例:一次情報優先)
  5. テスト質問(逆質問や反証)を1つ入れて耐性を確認
  6. 失敗時の再指示テンプレを用意
  7. 評価基準(合格ライン)が客観的
  8. 読みやすさ条件(段落長/箇条書き/見出し密度)を満たす
  9. 個人情報/著作権の配慮が明記
  10. 内部リンクを設置(応用=「プロンプト20選」)

トラブル対応(事実確認・ハルシネーション・権利)

事実確認の指差し

  • 数値・引用・固有名は出典ラベルを付けて抽出(例:高/中/低の根拠必要度)。
  • 一次情報に当たり、日付の新旧を確認。古い情報は備考で注記。

ハルシネーション対策

  • 「知らない場合は“不明”と答えて」と明記。
  • 生成後に主張だけ抽出→根拠の要/不要を仕分け(簡易ファクトチェック)。

著作権・個人情報

  • 文章は逐語引用は最小限にし、出典を明示。
  • 人物・私的情報は匿名化。画像はライセンス確認(CCや自作を推奨)。

最小テンプレ3つ(コピペOK)

1) 記事構成依頼(基礎)

R:[初心者/中級者]向け。O:[概要理解/比較/導入]。
U:H2/H3のみで論点漏れなしの構成を7–10項目。
T:見出しは簡潔・具体・重複語なし。
E:見出し7点以上・冗長表現なしで合格。

2) 本文生成(型指定)

R:初心者。O:要点を短時間で把握。
U:小見出し「[]」に対応する本文300–400字。
T:結論→理由→具体例→注意点。1文40字以内、専門語は括弧補足。
E:具体例1つ以上、重複語なし、接続詞の連続なし。

3) 仕上げチェック

次の本文の事実主張だけを箇条書き抽出。各項目に根拠必要度[高/中/低]を付け、曖昧語を具体化。
入力:「[本文]」

よくある質問

ROUTE法はどんな場面で使うべき?

記事、広告文、要約、議事録、コードレビューなど「出力の型」を揃えたい場面で有効です。

指示に「禁止事項」はどの程度書くべき?

煽り・断定・過度な専門語など、品質を下げやすい要素は明文化して外します。

検証フローは毎回必要?

主張抽出→根拠必要度の仕分け→一次情報チェックの3ステップを最小で回すのがおすすめです。

まとめ:原則→テンプレで回す

はじめはROUTE法の5要素を短くでも必ず入れ、Before/Afterで改善点を学習。公開前は10項目チェックで外れを防ぎましょう。

次に読む: 初心者OK:AIライティングが捗るプロンプト20選【保存版】AIライティングのメリットと限界

※内部リンクは2–3本まで。回遊性とE-E-A-T向上に寄与します。

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